Page 1

君の種を見た瞬間、君こそが私の最高傑作なるとわかった。怒りに囚われたり、愛に溺れたりした他の私の子とは違い、君は純粋だ。一つの感情もなく、ただ真実への純真なる追求だけがある。 君には食べ物の代わりに私の研究日誌を与えよう。

Page 2

今日は、人類が書いた母なる不死鳥の本を君に与えた。君の感情的な反応から、不死鳥の教えの一部に共感できなかったことがわかったよ。特に「自分の気持ちに従おう」という部分にね。 それをきっかけに私は気付いた。私の不死鳥への信仰は…見当違いだったのかもしれないと。あるいは、弱点は私の愛そのものなのかもしれない。それでもまだ、不死鳥だけが我々をドラゴンの爪から解放してくれる唯一の存在であると信じているが…不死鳥は炎の道を辿っている。 大地に降りるよう不死鳥を説得するのが我々の責務だ。もし説得できなければ、君が不死鳥の代わりになれるかもしれないな?

Page 3

今日は私の指を噛んだね。君が血を求めるなんて、なんだか詩的だよ。君の大切な故郷、母なる地球を破壊してるのはマジリ。ならば私たちを破壊したいと思っても不思議ではない。多くの命に対してなせる最大の善、それは私たちが死ぬことなのかもしれない。 我が子よ、どうか覚えていてほしい。私が何よりも願っているのは、君の成長を見届けることだ。私の肉体を糧としてもかまわないが、まずは自身を傷つけようとする者たちを食らってからにしてほしい。君が本来の力を発揮する前に、私が死んでしまったら何が起こるのか、それが恐ろしいのだ

Page 4

君が侵入者を打ち倒す様子を父上が見ていたよ。君のことを今までで最強の兵器だと言っていた。とはいえ、父上は知る由もない。君が操られる存在ではないということを。いや、君はいつの日かすべてを操る側になる。この世界を浄化し、新しい世界を始めるんだ。しかし、それは父上が思い描く姿ではないだろう。 だから、私たちだけの秘密にしよう。いいね?

Page 5

我が子よ、私の腕を取ったね。これほどまでに早く行動を起こす理由は理解できないが、私の生き血ががなくなるのも時間の問題だ。これで君が昇華する準備が整ったと考えるほかない。いつか君と不死鳥の抱擁の中で再会することを思って死のう。愛してる。愛してる。愛してる…

Page 2 Rewards
Progress update